内容紹介
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目次
- ●第1部 生態史観と唯物史観
- ・第1章 梅棹生態史観の問題提起
- 第1節 梅棹文明史学の骨骼
- 第2節 梅棹発言の耳目聳動
- 第3節 梅棹論文の未決問題
- ・第2章 唯物史観と生態論的視角
- 第1節 自然と人間との統一
- 第2節 生態学的総体と歴史
- 第3節 動態把握と段階措定
- ・第3章 生態史観の「陰画と陽画」
- 第1節 上山春平氏の掩護学
- 第2節 マルクス史学の応接
- 第3節 生態史観と産業編制
- ・第4章 歴史認識の関心と方法論
- 第1節 世界史の対象と主体
- 第2節 先史的時代への配視
- 第3節 歴史観と史学的方法
- ●第2部 人類生態系と生産物交換――覚書
- ・第1章 生産物交換の広袤
- 第1節 自給自足と他給依存
- 第2節 石器時代の考古経済
- 第3節 最広義の生産物交換
- ・第2章 商品財交換の位相
- 第1節 原始交易の存立機序
- 第2節 貨幣生成の論理構制
- 第3節 局地市場の商品経済
- ・付論 生態学的価値と社会変革の理念
- 1 初期社会主義の志向と価値評価基準
- 2 近代産業社会と生態学的制約の忘失
- 3 生態学的危機とエントロピーの収支
- 4 現代共産主義の理念と生態学的価値