内容紹介
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目次
- ●1 日本人の行動パターン──状況中心の行為
- 1 日本人の原行動──一つの具体例
- 2 標準型行為と規範型行為
- 3 エートスとしての個別=状況主義
- 4 状況倫理のメリット
- ●2 東洋と西洋の人間観──「間人(かんじん)」と「個人」
- 1 「自分」と「自我」
- 2 「人(レン)」と「パーソナリティ」
- 3 間人主義と個人主義
- 4 「間人」における恥と罪
- ●3 日本人にとっての間柄──〈縁〉と「甘え」の社会心理
- 1 〈縁〉と「間柄」
- 2 人間(じんかん)回路のコミュニケーション
- 3 「甘え」の心理再考──PSH原理
- 4 「恩」と「義理」
- ●4 日本型組織の構造と機能──原組織のイエモト
- 1 日本の「家」・同族・イエモト
- 2 原組織・メタ原組織・実組織
- 3 〈縁〉約の原理と日本社会の近代化
- 4 稟議制度と日本人の連帯的自律性
- ●5 「日本らしさ」とは何か──アウトサイド・インの原理