内容紹介
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目次
- 第1章 進歩と停滞
- ・チャンブリ人の男と女
- ・或る結婚と離婚の形態
- ・神託請いは「識者アンケート」
- ・セラピス神殿の秘密
- ・未亡人ババタの残した書類 ほか
- 第2章 民族と滅亡
- ・異質文化の衝撃と波及的効果
- ・客観的な、あまりに客観的な――
- ・ヨセフスの前半生
- ・祖国と敵国の間で一人二役
- ・“解放”という名の押し付け――その起源 ほか
- 第3章 指導者とその時代
- ・カリスマ的指導と「時代」
- ・政治屋稼業の本質
- ・マッカーサー時代の終り
- ・明治維新の志士は社会党員だった
- ・輸入理論のやっかいな処理法
- 第4章 合理と非合理
- ・東は東、西は西でない――合理・非合理について
- ・知識人もまた武装する
- ・心理的解決としての“終戦”
- ・“牢獄の中の天皇”論
- ・奇妙な前提――〈私は正しい〉 ほか
- 第5章 直線と回帰
- ・〈一〉をして〈一〉ならしめる概念
- ・〈あれか、これか〉以外の対象把握法
- ・〈歴史〉は一方向に進むものか
- ・原初的終末論の横行
- ・マルクス主義とインド的世界の対比 ほか
- 第6章 虚構と偶像
- ・偶像に感情移入――臨在感的把握
- ・絶対者に対する信仰が崩れる時
- ・あったがままを編むのが歴史である
- ・正統・異端論争の分岐点
- ・日本的な〈正統・異端〉考 ほか
- 第7章 啓蒙時代の果て
- ・他力本願からの脱却
- ・演じられる思想の自由な観客
- ・自らの手で自由な思想を選択する ほか