微分積分学の史的展開 ライプニッツから高木貞治まで

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微分積分学の史的展開 ライプニッツから高木貞治まで
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内容紹介

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目次

  • 序―本書の読み方
  • 第1章 曲線の理論のはじまり―デカルトの解析幾何学
  •  デカルトの『方法序説』に始まる/いろいろな曲線/デカルトの葉(その1)/デカルトの葉(その2)/デカルトの『幾何学』より/ほか
  • 第2章 曲線論と極大極小問題―フェルマのアイデア
  •  デカルトとフェルマ/フェルマにおける極大極小問題/極大極小問題と曲線の理論/極大極小問題のいろいろ/ほか
  • 第3章 万能の接線法―ライプニッツの発見
  •  「ライプニッツ1684」/切除線と向軸線/差分と微分/接線法の公理系/加減乗除の微分計算/ほか
  • 第4章 ヨハン・ベルヌーイの無限解析とロピタルの無限小解析
  •  ヨハン・ベルヌーイを読むまで/ヨハン・ベルヌーイの『微分計算講義』の発見/ヨハン・ベルヌーイの『積分計算講義』の脚註より/ロピタルの『無限小解析』の諸言より/ほか
  • 第5章 関数とその微分可能性をめぐって
  •  高木貞治の著作『新式算術講義』から『解析概論』へ/コーシーの解析教程/高木貞治の『解析概論』と『シュヴァルツ解析学』/『シュヴァルツ解析学』第2巻「微分法」を読んだころ/ほか
  • 第6章 フーリエの関数概念
  •  積分計算の泉―「微分積分学の基本定理」とは何か/定積分について―若干の補足/連続関数と不連続関数/「まったく任意の関数」をめぐって(その1)―曲線から関数へ/ほか
  • 第7章 コーシーの解析学と微分積分学の基本定理
  •  数学の抽象性について/コーシーの『要論』/テイラー級数/原始関数と不定積分/コーシーの積分論/ほか
  • 第8章 無限解析の創造
  •  微分計算と積分計算/曲線とは何か/曲線の媒介変数表示/ライプニッツの接線法/有限の世界と無限小の世界/ほか
  • 第9章 コーシーから高木貞治へ
  •  高木貞治『近世数学史談』より/虚式と虚数/仮象の虚表示式/透明な理論と意味の消失/ほか
  • 第10章 関数概念の発生と無限解析の変容
  •  若干の回想/創造者と源泉/無限解析と無限小解析/曲線の解明に寄せる情熱/曲線を理解するということ/ほか
  • 終章 西欧近代の数学の礎
  •  マルキ・ド・ロピタルの著作『曲線の理解のための無限小解析』/揺籃期へのあこがれ/ベルヌーイ兄弟(ヤコブとヨハン)/ほか
  • あとがき

製品情報

製品名 微分積分学の史的展開 ライプニッツから高木貞治まで
著者名 著:高瀬 正仁
発売日 2015年01月29日
価格 定価:4,950円(本体4,500円)
ISBN 978-4-06-156541-8
判型 A5
ページ数 288ページ

著者紹介

著:高瀬 正仁(タカセ マサヒト)

1951年,群馬県に生まれる.現在,九州大学基幹研究院教授.博士(理学).専門は近代数学史,多変数関数論,ヤコビ関数,虚数乗法論.数学の古典的著作の翻訳などの執筆活動により,2009年度日本数学会出版賞受賞.著書に『dxとdyの解析学』(日本評論社),『岡潔 数学の詩人』(岩波書店),『高木貞治とその時代 西欧近代の数学と日本』(東京大学出版会),『無限解析のはじまり わたしのオイラー』(筑摩書房)など,訳書に『ガウス 整数論』,『アーベル/ガロア 楕円関数論』(いずれも朝倉書店),『オイラーの無限解析』,『数の理論』(いずれも海鳴社),『ガウス 数論論文集』 (筑摩書房),『ヤコビ 楕円関数原論』(講談社)などがある.(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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