暗示を受け入れやすい態勢を整えて、プラスの方向へと意識を方向づける――この効果的なセルフコントロール法を提示。
自己催眠とセルフコントロール――悩みの克服や能力開発を自分で行なおうとする際、自分はこういう人間だ、自分の能力はここまでだというこり固まった意識があって、それが大きな障害となることが多い。このこり固まった意識そのものの働きをやわらげるのが、自己催眠の大きな特徴である。また、意識はマイナスの方に理屈抜きで固まることもあるが(自分は駄目なんだと思う)、プラスの方に理屈抜きに向くこともある(自分はやれると思う)。このように理屈抜きに思い込んで、そのように反応する現象は暗示と呼ばれるが、自己催眠では、暗示の受け入れ態勢を整えて、プラスの方向へと暗示を行なう。マイナスの意識を弱め、プラスの方へ意識を向け、効果的にセルフコントロールを行なうところに、自己催眠の大きな特徴がある。――本書より
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