ある日の夕方、いつものようにピアノ教室から家に帰る列車に乗った小学5年生のユキ。ところが、検札にきた車掌さんに「きっぷをもっていない。」といわれ、りんご畑のまんなかの小さな駅でおろされてしまう。いつのまにか特別列車に乗ってしまったらしいのだが、その列車の乗客たちの行き先は……。
この列車の行き先は、あなたがいちばん行きたい世界。
いろんな世界に行けるらしいけど、ユキがたどりついたのは、魔法使いの世界だった。
ある日の夕方、いつものようにピアノ教室から家に帰る列車に乗った小学5年生のユキ。ところが、検札にきた車掌さんに「きっぷをもっていない。」といわれ、りんご畑のまんなかの小さな駅でおろされてしまう。いつのまにか特別列車に乗ってしまったらしいのだが、その列車の乗客たちの行き先は……。
ある日、わたしの友だちのメリィさんがとつぜん遊びにきました。メリィさんは、
「わたくしね、キャリアウーマンしてますの。旅行代理店ですのよ。すこし変わってますけど、おもしろい旅をとりそろえてありましてよ。それで、あなたにわたくしの旅行代理店の宣伝をお願いしようと思いましたの。それじゃ、たのみましたから、よろしくね。」というと、またとつぜん消えてしまいました。というわけで、この作品はメリィさんの旅行社のとても長い宣伝です。この宣伝を読んで、ユキのような旅をしたいと思ってくだされば幸せです。──柏葉幸子
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