島にきて2回めの夏をむかえようとしているチナは、しだいにここが自分の居場所かもしれないと思いはじめていた。しかし、いとこのしぶきと本音でぶつかりあわなければならないときにもなっていた。そんなおり、カナダ人の陶芸家を通して、しぶきの不良なかま剛(ごう)の意外な姿を知ることに……。
手に汗にぎる、迫力の第3巻。
うれしかったり、楽しかったりするときって、いつもいい人たちとの出会いがあるような気がします。もちろん人間どうしは、むずかしいことだってあるけれど、それ以上にすばらしいものだと信じられたら、すてきだなって思います。みなさんはどうですか?お友だちとうまくいってますか?チチが島での体験で見つけていくもの、信じようとするもの――それは、きっとみんなとおなじものではないでしょうか。――「あとがき」より
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