洒落川柳はいかが――さて、次の“川柳”をお読みいただきたい。【同じ字を 雨雨雨と 雨て読み】古川柳ということになっているが、意外に新しいかも知れず、古典・作者名は分からない。それにしても、何と読むか かりに「雨雨雨と」が「アメアメアメと」でいいとしても(まるで八代亜紀の歌みたいだが)、「雨て」を「アメて」では日本語にならない。これは、【同じ字を アメ・サメ・ダレと グレて読み】と読む。――本書より