万葉の秀歌(下)

講談社現代新書
マンヨウシュウカ
著:中西 進 装丁:杉浦 康平 装丁:海保 透
万葉の秀歌(下)
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内容紹介

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目次

  • ●吾が恋はまさかもかなし草枕多胡の入野の奥もかなしも――東歌
  • ●上野安蘇の真麻群かき抱き寝れど飽かぬ何どか吾がせむ――同
  • ●吾が面の忘れむ時は国はふり嶺に立つ雲を見つつ思はせ――同
  • ●都辺に行かむ船もが刈薦の乱れて思ふ言告げやらむ――羽栗翔
  • ●君が行く道のながてを繰り畳ね焼き亡ぼさむ天の火もがも――狭野茅上娘子
  • ●ほととぎすこよ鳴き渡れ燈火を月夜に擬へその影も見む――大伴家持
  • ●うらうらに照れる春日に雲雀あがり情悲しも独りしおもへば――同
  • ●わが妻はいたく恋ひらし飲む水に影さへ見えて世に忘られず――若倭部身麻呂
  • ●松の木の並みたる見れば家人のわれを見送ると立たりしもころ――物部真島
  • ●新しき年の初の初春の今日降る雪のいや重け吉事――大伴家持

製品情報

製品名 万葉の秀歌(下)
著者名 著:中西 進 装丁:杉浦 康平 装丁:海保 透
発売日 1984年06月19日
価格 定価:694円(本体631円)
ISBN 978-4-06-145734-8
通巻番号 734
判型 新書
ページ数 243ページ
シリーズ 講談社現代新書