内容紹介
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目次
- ●小説を書くことは読むことからはじまる
- なぜ書くのか/読む、書くの相互関係/小説の方法
- ●「事実」かフィクションか 田山花袋『蒲団』
- ●裸眼による「直写」 志賀直哉『網走まで』『城の崎にて』
- ●文体──接続詞とは何か宇野浩二『蔵の中』
- ●虚構としての心理と意識 芥川龍之介『藪の中』、永井荷風『ぼく東綺譚』
- ●中心を失った「関係」の発見 横光利一『機械』
- ●「私小説」のパロディー化 太宰治『懶惰の歌留多』
- ●「異様なる日常」の世界 椎名麟三『深夜の酒宴』
- ●「話し言葉」と、「書き言葉」