江戸藩邸内にただならぬ動きがあるのを察した水戸のご老公は、愛刀を携えて出府、奸臣・藤井紋太夫をおのが手で討ち果して、お家騒動を未然に防ぎ、水戸家の安泰をはかる……元禄13年、73歳で歿するまで、名君・水戸光冏公の生涯を史実に則りつつ、独自の手法であますところなく描いた長篇力作、完結編。
巷説水戸黄門
水戸黄門「漫遊」考
水戸黄門異聞
山岡荘八 水戸光圀
水戸黄門 右近龍
水戸黄門 中将鷹
水戸黄門 葵獅子