元禄4年正月、64歳になった光圀は、佐々介三郎らを引きつれ、常陸国西山の山荘に移る。隠居の身となって、大日本史の編纂を続けながら、悠々閑日月を楽しむのではなく、領内を巡視しては民衆と親しみ、たえず天下の政道について鋭く目を光らせる……。悪名高い生類憐憫の令を無視してはばからぬ、水戸黄門の面目躍如。
巷説水戸黄門
水戸黄門「漫遊」考
水戸黄門異聞
山岡荘八 水戸光圀
水戸黄門 右近龍
水戸黄門 中将鷹
水戸黄門 葵獅子