弥次郎兵衛と喜多八の東海道の旅も佳境に入り、伊勢神宮から奈良、京都をへ、大阪に至る。この間の主人公の滑稽な行動は、各地の風俗、伝聞を織り込み展開される。十返舎一九の名を不朽にした傑作を読み易いよう配慮し、図版を多く採り入れ、忠実に翻刻し、懇切な校注を施した。五編上より八編下までを収録。<上下巻>
東海道中膝栗毛(児童)