我々の後継者はスマホの中にいました――――田中ロミオ アニメ好きの高校生・鹿倉時雨は妹の憂姫、幼なじみの千代田こよみと共に賑やかで楽しい学生生活を送っていた。そんな時雨の平穏な日常は、夕暮れの校舎の屋上での“死人の言葉を聞くことができる”少女との出会いを境に、予測不可能な惨劇へと変貌していく……。伝奇ミステリーの新境地を切り拓いた新たな戦慄――。その圧倒的な完成度と衝撃の展開でファンを熱狂させたノベルゲームを、cutlass自ら完全改稿のうえ待望の書籍化。解説・田中ロミオ