「「人類の起原」大論争」既刊・関連作品一覧
「ヒトとチンパンジーの分岐は500万年前」。分子進化学者が提唱し、1000万年以前とする筆者らの見解と対立した。はたしてどちらに軍配があがるのか……。人類の祖先を求めた最新の研究成果と、激しく闘わされる論争を、古生物学の立場から分析、解読する。
【目次】
はじめに
第一章 人類化石をめぐる論争
1 人類学者・古生物学者・地質学者のからみあい
2 年代の決定
3 アウストラロピテクスから北京原人まで
第二章 ピテカントロプス発見の謎 化石の発見は、勘か運か偶然か?
1 デュボアのめざしたもの
2 パダンにて
3 パヤクンブーに転勤
4 ついに発見、ピテカントロプス
5 解剖学者デュボア
第三章 ヒトの進化は急進化 「急進化」の概念の再評価
1 コープとマーシュ
2 ヒトの脳の進化
第四章 分子時計をめぐる大論争 その年代論は正確か
1 分子進化論と人類
2 分子変化率一定の仮説はどう立証されているか
3 古生物学者対分子進化論者
4 「根井の式」にかかわる論争
5 木村資生の中立説
6 マスコミに受けた分子時計
7 古生物学からみた携帯変異
8 これからの分子時計
註
あとがき
索引
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