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「大人のADHD」のための段取り力

ADHDの人が仕事や家事でうまくいかないのは、目の前のことしか見ていないから。場当たり的にする作業には連続性がありません。仕事や家事をスムーズに進めるにはどうしたらよいか。本書ではADHDの人が苦手とする「時間の管理」「ものの管理」「プランニング」「記憶の補強」「持続力」を5つの課題として、職場と家庭での具体的な取り組み方をイラスト図解。自分を励ましながら確かな段取り力を身につけましょう!


ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリースペシャル》

【ADHDの人に必要な段取り力とは、視野を広く長くもち、道筋をつける力です】

ADHDの人が仕事や家事でうまくいかないのはなぜでしょう。それは目の前のことしか見ていないからです。前後を考えずに目の前にあることをこなすだけ。――このように場当たり的にする作業には連続性がありません。まるでひとつ一つが点のように散らばっています。
仕事や家事などをスムーズに進めるには、一つひとつの作業を点でとらえるのではなく、つながりをつけることから始めます。そのつながりが道筋です。道筋は視野を広くとりながら、先も見て考えます。
この道筋をつけるとき、足りないものを課題として補うことが大切です。とくにADHDの人が苦手とする「時間の管理」「ものの管理」「プランニング」「記憶の補強」「持続力」を課題として意識して進めます。そうすることで段取り力が身についていきます。

【本書の内容構成】
1 段取り力をつけるための5つの課題
2 職場での段取り力→信用と実績につながる
3 家庭での段取り力→暮らしやすさにつながる
4 自分を励ましながら確かな段取り力を身につける