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相撲の歴史

大相撲=相撲ではない!
神話に登場する相撲から外国人力士問題まで、1300年超の大きな歴史の流れを描く
「国技」を問い直すための必読書

記紀神話の力くらべ、御前の女相撲、技芸による年占(としうら)が国家的行事=相撲節(すまいのせち)へと統合された律令時代。時代を下るにつれ、武芸大会へと変貌し、相撲人(すまいびと)は固定化する。寺社祭礼への奉納、武士の娯楽を経て、営利勧進相撲へと発展する江戸期。「国技」として生まれ変わる明治以降。1300年超の相撲史を総合的に読み直し、多様・国際化する相撲の現在を問う。

「大相撲」の世界が形成されてゆく過程についても、(略)きちんとした歴史的記述が与えられねばならない。(略)「大相撲」の世界が確立されてからたかだか200有余年であるのに対し、相撲の歴史は、控え目に見積って『日本書紀』に載せる健児(こんでい)相撲の記事から数えても1300年以上になり、「大相撲以前」の「相撲の歴史」は、「大相撲」の世界が成立する前史として片づけてしまうには、あまりに長く、かつまた起伏に富んだ歴史なのである。――<「はじめに」より>

※本書の原本は、1994年に山川出版社より刊行されました。