「寿司屋の親父のひとり言」既刊・関連作品一覧

寿司屋の親父のひとり言

「寿司は二十秒の芸術!」と気取ってはみたものの、うちは手頃な値段で旨いがモットー。みなさん、お気軽にのれんをくぐってください。
上野下谷に生まれ、中学時代に修業を初めて50年、下町・深川で店をもって42年。生粋の江戸っ子寿司職人が明かす面白くてためになる寿司の楽しみ方。
「寿司の歴史と職人の技」
関西圏に古くから伝わる「熟れ寿司」「押し寿司」、文化文政時代に始まった江戸前の握り寿司、明治大正、戦後の混乱期の寿司、そして、回転寿司からカリフォルニア・ロールまで、寿司の歴史をわかりやすく解説。また、シャリ、ネタの選び方、仕込みといった旨い寿司を握るための技術論を一挙公開。
「修業と作法」
「京橋与志乃」吉祥寺支店で、親方・齋藤実氏から厳しくしごかれた修業時代のこぼれ話から、昨今の弟子事情。そして、お客さんに気持ちよく食べて帰ってもらうための接客のコツ、カウンターで寿司を楽しむために知っておいた方がいい作法など目からうろこの蘊蓄を。
「旬」
春夏秋冬、それぞれの季節ごとに最も旨くなるネタとその理由を解説。回転寿司で回っているネタの中で旨いものを見分ける方法も教えます。
「江戸っ子寿司職人の来し方」
上野下谷でのガキ大将時代。中学時代から始まった修業。短かった青春時代。そして、自律神経失調症、癌との闘いなど、東京の変遷と重ね合わせながら、半生を振り返る。