「子どもの心の発達がわかる本」既刊・関連作品一覧

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子どもの心の発達がわかる本

心は脳の働きの一部です。赤ちゃんにとって、体を動かすことは脳を育てること。ねんねからお座り、ハイハイ、たっち……日々赤ちゃんは成長し、周りの世界との関係を身につけていきます。赤ちゃんのしぐさのすべてが心を発達させる準備なのです。本書では、生まれてから就学前の5歳ごろまでに、子どもがどのように育ち、周囲の人との関係を築いていくか、子どもの心の成長と発達をたくさんのイラストを入れて解説します。


不思議な「心」のメカニズムが一目でわかる
《講談社 こころライブラリーイラスト版》

【赤ちゃんの心と脳はどんなふうに成長するの?】
ママの顔はどう見える?
自分の存在に気づくのはいつ?
言葉はどうやって覚える?
早期教育は必要?
反抗期は、どうして必要?
子どもが持つ「育つ力」は想像以上にハイレベル。
心と脳はどのように成長していくのかをやさしく図解する。

(まえがきより)
私たちは、まだまだ赤ちゃんについて知らないことがある! そんな気持ちで始めたのが「日本赤ちゃん学会」です。小児専門医だけでなく、発達心理学、脳科学、果ては人口知能の専門家まで巻き込んで、赤ちゃんの優れた「育つ力」を科学しています。
ところが一方で、こうした科学的な情報がなかなか育児の現場に活かされないという問題があります。「子どもの能力は3歳までで決まる」などの情報が、育児をになうお母さんを追い込んでいるのです。
この本は、生まれてから就学前の5歳ごろまでに、子どもがどのように育ち、どのように周囲の人との関係を築いていくか、子どものこころの成長と発達について紹介していきます。(小西行郎)

【本書のおもな内容】
《第1章 赤ちゃんは育つもの? 育てるもの?》
想像以上? 生まれたばかりの赤ちゃんの知恵
脳の成長
赤ちゃんの力

《第2章 体とこころの二人三脚》
赤ちゃんに備わっている育ちの3つのプログラム
脳のしくみ/ 自分発見 /手は語る
自我の芽生え/ ハイハイと社会/ 歩く!

《第3章 言葉の世界はこうして広がる》
“会話はキャッチボール”赤ちゃんとでも同じこと
通じ合い/ 表情を読む
言葉の練習/ 言葉の爆発/ 言葉の成長/ 読むと書く

《第4章 自分に気づく、人のこころに気づく》
反抗は、成長前のエネルギーの爆発
自立への第一歩/ 自画像/ 状況を読む/ 論理の誕生
うそとつもり/ まねの進化/ 思いやり

《第5章 家族、仲間は社会への第一歩》
子どもの世界は広く、奥深いもの
人とふれ合う/ 父と母/ きょうだい/ 友達