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句会入門

俳句がうまくなりたい人必読の実践的俳句入門書
一人でひねっているだけではなかなか上達しないのが俳句。
本気で上達したければ、先生のいる句会に行くのが一番。
本書は著者が主宰する句会の実録をもとに、書き下ろしの「句会の心得」を加え、
句会とはどういうものか、どうすれば句がもっとよくなるかを具体的に解説。
これから句会に行きたい人、必読。
すでに参加している人は、自分の句会を見直すいい機会に。
ちょっとのぞいてみたい人にも楽しめる「読む句会」。


【著者紹介】
長谷川櫂
1955年、熊本県生まれ。俳人。俳句結社「古志」主宰。
朝日俳壇選者、「季語と歳時記の会」代表。
東京大学法学部卒業後、読売新聞記者を経て、俳句に専念。
『俳句の宇宙』でサントリー学芸賞(1995年)、
句集『虚空』で読売文学賞(2003年)を受賞。


【目次】
はじめに
 俳句は実践の文芸/句会の進め方
第一章 春の句会
 春の句会1 題詠(席題=朧、雲雀) ・考えすぎてはいけない ・火事場の馬鹿力
 春の句会2 吟行(北鎌倉) ・目を凝らし、耳を澄ます ・句会の正三角形
第二章 夏の句会
 夏の句会1 吟行(江ノ島) ・どんな句会がいい句会か ・句会は何人でするのがいいか
 夏の句会2 題詠(席題=風鈴、夕顔) ・先生のいる句会、いない句会 ・どの先生を選べばいいか
第三章 秋の句会
 秋の句会1 持ち寄り(当季雑詠) ・先生の選と互選のずれ ・句会は臨機応変に
 秋の句会2 吟行(鎌倉) ・泊まりがけの句会 ・旧かなか新かなか
第四章 冬の句会
 冬の句会1 持ち寄り(当季雑詠) ・句会は平等である ・先生の句とわかる句は選ばない
 冬の句会2 題詠(席題=鷹、神の留守) ・先生も披講の前に選を出す ・肩書を捨てる
第五章 新年の句会
 新年の句会1 持ち寄り(当季雑詠) ・どんな句を直すのか ・投句と選句の違い
 新年の句会2 吟行(江ノ島) ・句会という生命体 ・句会の終わりが俳句のはじまり
おわりに