「空気」と「世間」

講談社現代新書
クウキトセケン
  • 電子あり
「空気」と「世間」
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

内容紹介

+ もっとみる

目次

  • 第1章 「空気を読め!」はなぜ無敵か?
  • お笑い番組の「空気」/「順番に来るいじめ」/日常というテレビ番組/
  • 司会者がいない場の空気に怯えるな etc.
  • 第2章 世間とは何か
  • 席取りをするおばさんの「世間」と「社会」/ 「しようがない」の意味/
  • インテリが無視する「世間」/西洋にも「世間」はあった/
  • 神と「世間」の役割は同じ etc.
  • 第3章 「世間」と「空気」
  • 「世間」が流動化したものが「空気」/日本人がパーティーが苦手な理由/
  • 差別意識のない差別の道徳etc.
  • 第4章 「空気」に対抗する方法
  • 絶対化に対抗する相対的な視点/ 「多数決」さえ絶対化する日本人/
  • 議論を拒否する「空気」の支配/「空気」の世界は理屈のない世界etc.
  • 第5章 「世間」が壊れ「空気」が流行る時代
  • 中途半端に壊れている「世間」/精神的なグローバル化/
  • 不安と共に急速に壊れ始めた/超格差社会を生きる個人を支えるキリスト教/
  • 空気で手に入るのは「共同体の匂い」/抑圧としての「世間」にうんざりする人々etc.
  • 第6章 あなたを支えるもの
  • 資本主義の「中世」化/「世間」を感じるために他者を攻撃する/
  • ほんの少し強い「個人」になるetc.
  • 第7章 「社会」と出会う方法
  • 「世間」に向けて発信した秋葉原連続通り魔事件の被告/「社会」に向かって書くということ/
  • 「社会」と出会うための日本語/複数の共同体にゆるやかに所属するetc.

製品情報

製品名 「空気」と「世間」
著者名 著:鴻上 尚史
発売日 2009年07月17日
価格 定価:1,078円(本体980円)
ISBN 978-4-06-288006-0
通巻番号 2006
判型 新書
ページ数 256ページ
シリーズ 講談社現代新書

著者紹介

著:鴻上 尚史(コウカミ ショウジ)

作家・演出家。1958年愛媛県出身。81年に劇団「第三舞台」を結成し、演劇活動をスタート。87年「朝日のような夕日をつれて‘87」で紀伊國屋演劇賞団体賞、95年「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞を受賞。現在は、プロデュースユニットKOKAMI@networkと新たに若手の俳優を集めて旗揚げした「虚構の劇団」での作・演出が活動の中心。舞台公演のかたわら、エッセイや演劇関連の著書も多く、ラジオ・パーソナリティ、テレビの司会、映画監督など幅広く活動。
『あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント』『表現力のレッスン』『人生に希望をくれる12の物語』(以上、講談社)、『発声と身体のレッスン』(白水社)『僕たちの好きだった革命』(角川学芸出版)、『ヘルメットをかぶった君に会いたい』(集英社)、『俳優になりたいあなたへ』(ちくまプリマー新書)、『孤独と不安のレッスン』(大和書房)「ドン・キホーテ」シリーズ(扶桑社)他著書多数。

オンライン書店で見る