津波と原発

講談社文庫
ツナミトゲンパツ
  • 電子あり
津波と原発
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内容紹介

被災者の肉声を縦軸に、現地の歴史的背景を横軸に紡ぎ、各メディアから高い評価を得た東日本大震災ルポルタージュの傑作を文庫化。あの未曾有の大災害の、一週間後に津波に襲われた被災地各所を、一ヶ月半後には福島第一原発周辺の立ち入り禁止区域内を緊急取材した筆者が見たものとは――。「あのとき、何が起きたのか。何が問題になっているのか。佐野さんにしか表せない、骨太な文章に心を打たれた」(解説・菅原文太)

目次

  • 文庫版のためのまえがき
  • 第一部  日本人と大津波
  •         重みも深みもない言葉/志津川病院の中に入って/おかまバーの名物ママの消息/壊        滅した三陸の漁業/熱も声もない死の街/「何も考えずに逃げる」/「英坊」は生きてい        るか/「ジャニーズ」の電源車/高さ十メートルの防潮堤/嗚咽する「定置網の帝王」/        日本共産党元文化部長・山下文男/九歳で昭和大津波に遭遇/「津波は正体がわから        ない」
  • 第二部  原発街道を往く
  •  第一章 福島原発の罪と罰
  •         逮捕覚悟で原発地帯に入って/浜通り原発銀座/東電OL・渡辺康子とメルトダウン/         現代版「原発ジプシー」/無人の楢葉町と「天守閣/満開の桜と野犬化したペット禁止         区域に入る牧場主/地獄の豚舎にあった「畜魂碑」/原発には唄も物語もない/ホウレ        ン草農家の消息/陸軍の飛行場が原発に/天明の飢饉と集団移民
  •  第二章 原発前夜――原子力の父・正力松太郎
  •         原子力開発の父と「影武者」/読売新聞の原子力キャンペーン/核導入とCIA/原子力        平和利用博覧会/英国からの招待状/欧米の原子力事情視察/東海村の火入れ式         /天覧原子炉/正力の巨大な掌の上で/「原子力的日光浴」の意味するもの  
  •  第三章 なぜ「フクシマ」に原発は建設されたか
  •         フクシマと「浜通り」の人びと/塩田を売却した堤康次郎の魂胆/木川田一隆と木村守         江の接点/原発を導入した町長たち/反対派町長・岩本忠夫が「転向」した理由/東京        電力の策謀/原発労働はなぜ誇りを生まないか/浜通り出身の原子炉研究者 
  • あとがき
  • 解説 菅原文太

製品情報

製品名 津波と原発
著者名 著:佐野 眞一
発売日 2014年02月14日
価格 定価 : 本体640円(税別)
ISBN 978-4-06-277799-5
判型 A6
ページ数 304ページ
シリーズ 講談社文庫
初出 2011年6月に小社より刊行された。文庫化にあたり、一部を加筆・修正した。

著者紹介

著:佐野 眞一(サノ シンイチ)

1947年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者、業界紙勤務を経てノンフィクション作家となる。1997年、民俗学者宮本常一と渋沢敬三の生涯を描いた『旅する巨人』(文藝春秋)で第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2009年、『甘粕正彦乱心の曠野』(新潮社)で第31回講談社ノンフィクション賞を受賞。

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