「さよなら」そのことばだけを残して
新しい季節が水晶のようにやってくる。そこは深く、暗く、迷いやすい森だった。誰もが一度は通る場所さ、と大人たちは気軽にいうけれど、彼方の空に星を数えて、ぼくはひとりで歩いていかなければいけない。ぼくの純粋な意味での子どもの時代は終わった。でもぼくはまだ完全な大人とはいえない。ぼくたちが未来に持っていけるのは、きみとの優しい思い出だけ。ぼくときみの初恋はふたたびめぐりあうことができるだろうか――。
白倉由美×新海誠の魅惑のコラボレーション、第二弾!
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