「凍りのくじら」既刊・関連作品一覧

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凍りのくじら

クライマックスにおける藤子世界観との共鳴等々、細やかな愛情を持って構築された作品。
これは、傑作だと思います。――瀬名秀明

高校2年生・理帆子の“少し不思議”な物語(ミステリー)がはじまる!

7月の図書室。彼と出会ったあの夏は、忘れない。
藤子・F・不二雄をこよなく愛する、有名カメラマンの父・芦沢光が失踪してから5年。残された病気の母と2人、毀(こわ)れそうな家族をたったひとりで支えてきた高校生・理帆子の前に、思い掛けず現れた1人の青年・別所あきら。彼の優しさが孤独だった理帆子の心を少しずつ癒していくが、昔の恋人の存在によって事態は思わぬ方向へ進んでしまう……。家族と大切な人との繋がりを鋭い感性で描く“少し不思議”な物語(ミステリー)。