「滝山コミューン一九七四」既刊・関連作品一覧

  • 電子あり
滝山コミューン一九七四

「僕は感動した。子供たちの裏切られた共和国だ!!」――作家・高橋源一郎氏

マンモス団地の小学校を舞台に静かに深く進行した戦後日本の大転換点。たった1人の少年だけが気づいた矛盾と欺瞞の事実が、30年を経て今、明かされる。著者渾身のドキュメンタリー

東京都下の団地の日常の中で、1人の少年が苦悩しつづけた、自由と民主主義のテーマ。受験勉強と「みんな平等」のディレンマの中で、学校の現場で失われていったものとは何か? そして、戦後社会の虚像が生んだ理想と現実、社会そのものの意味とは何か?

2007年、今の「日本」は、1974年の日常の中から始まった。

第30回 講談社ノンフィクション賞受賞