「月夜彦」既刊・関連作品一覧

  • 電子あり
月夜彦

ときは平安、ところは都。賞金首を追ううちに、どんでん返しのるつぼにはまる。

――その首を持ち帰った者には、必ず銭千貫文を授けよう。
左大臣の姫が、何者かによって腹を食い破られ、路傍でこと切れていた。異様な死に様を見た左大臣は、犯過人の首に千貫文の値をつける。荒れる都のただ中で、散楽舞いの青年・小槌丸は、ある企みを抱えていた。それは生き別れの兄であり、右大臣の息子である月夜彦を暗殺し、入れ替わること――。

読書メーター「読みたい本ランキング」で2週間以上1位を独占し、朝日新聞、ミステリマガジン、週刊女性ほか多数誌紙にて大好評を博した前作『幻想郵便局』の著者、満を持しての書き下ろし!