「開国 愚直の宰相・堀田正睦」既刊・関連作品一覧

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開国 愚直の宰相・堀田正睦

構想17年!直木賞作家、渾身の書下ろし歴史小説
日本の国際化に邁進した老中・堀田正睦の実像に迫る!
開国に応じるべきか否か?幕末の日本を悩ませていた大問題に性格も外見も地味なひとりの政治家が強烈な使命感をもって決断を下した。

こと対外問題となると、日本は必ず外国の要求を拒否する。これが交渉の基本パターンである。江戸の末期、開国・通商を迫られたときもそうだった。拒否した。折しも老中首座に任ぜられた堀田正睦は、日本を早く国際社会に仲間入りさせなければならないという、強烈な使命感をもっていた。堀田は、同僚や幕府官僚、諸政治勢力の反対を押し切り、孤軍奮闘、日本を開国させようとし、半ば成功する。だが行く手には、天皇という“強敵”が待ち構えていた。──(著者のことば)