「「アボジ」を踏む」既刊・関連作品一覧
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第24回川端康成文学賞に輝く表題作。
戦争、国境、漂泊、死。全体小説の風格をそなえる7つの佳篇。著者40年の歳月をかけた短篇集。
(私は)途方もなく長い作品ばかり書いている作家だと思われているらしくて、……(『「アボジ」を踏む』を)「川端康成文学賞」の受賞作に選んでくれた水上勉氏をはじめとする審査委員諸氏も、ご自分たちで選んでおいてくれながら、「小田氏は大長篇作家だと思っていたので、おどろいた」と異口同音に「選評」のなかで述べていた。──(「あとがき」より)
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