「チベットの生と死の書」既刊・関連作品一覧

チベットの生と死の書

人はいかに生きるべきか死ぬべきか
現代版・チベットの死者の書

孤高のチベット文明が西欧との接触をはじめて30数年、チベットの叡智はいまや現代世界のかかえる難問に真っ正面から解答を与えることのできる、人類の叡智へと成長をとげたのだ。
……西欧世界に生きる1人のラマ僧の体験と知性を通して、古代の『チベットの死者の書』が、現代の『チベットの生と死の書』として、よみがえりを果たす。死は無意味ではない。死は深遠な豊饒だ。その豊饒なる死の鏡に照らし出され、私たちの生は、みるみる豊かな輝きをとりもどす。その光景を実現してみせる本書はまさにひとつの驚異なのである。──中沢新一──