佐伯泰英の新・幕末小説全２３巻を、さあ、一気読み！　安政の大地震の報に江戸に向かった伊那の若者・藤之助は、天竜川の奔流で鍛えた剣の腕を武器に、横浜、長崎、上海で大暴れ。出会った人々を魅了していく。運命の女性・玲奈と出会い、いちはやく海外を知る。剣豪旗本から交易船団を率いる長に。未曾有の大スケールで突き進む痛快時代小説。一気読みやプレゼントにも最適な全巻セット。「交代寄合」特製読書ルーペつき。

ペナン島で改修を終えた東方交易第三の帆船ベンガル号が、その勇姿を上海に見せ、多国籍の仲間が揃った。長崎では、玲奈の母・薫子も、ドン・ミゲルに着いてマラッカに向かうことを決める。だが、横浜より悲報が。藤之助や玲奈と東方交易を設立した黄武尊大人が横浜支店を襲った連中に殺されたという。攘夷過激派の仕業か、それとも幕閣の差し金か。そして座光寺一族の秘命”首斬安堵”をどうするか？　藤之助の見せた決断とは？

サムライの心意気で新たな時代に漕ぎ出せ！　佐伯泰英の幕末冒険小説、第二十二巻。交易に一族の命運を託した座光寺藤之助。井伊直弼暗殺後の幕政の混乱が順調に進んできた東方交易の行く手に影を落とす。さらに、頼みの交易品を積んだレイナ一世号とストリーム号が野分に襲われる。波濤の先に、光明は見えるか？

雪の桜田門外が鮮血で染まる。大老井伊直弼の急死で外交の行方は。藤之助を乗せた交易船団はインド洋で、英国も手を焼く海賊退治へ！

初交易から帰還したレイナ一世号と藤之助・玲奈の披露宴に沸く長崎。 だが咸臨丸出航を前にした江戸では、井伊直弼という難関がいた。 ＜文庫書下ろし＞

新たなる戦いがはじまる。 長崎と上海が手を携えて設立された東方交易。だが藤之助と玲奈、交易の道も平坦にあらず。 馥郁（ふくいく）たる茶葉の香りにも、熾烈な英清両国の暗闘が！？ 時代の先をゆく新・幕末小説、お待ちかね第19巻！ 悠久の長江をヘダ号の仲間と遡る座光寺藤之助（ざこうじとうのすけ）。茶葉を巡る英清両国の対立は激しく、芳醇な香りの裏に秘伝を狙う茶葉密偵（プラント・ハンター）の暗躍があった。髷…

黒蛇頭（くろじゃとう）の内紛に巻き込まれ、名もなき邨（むら）で鉄格子の檻に囚われた藤之助（とうのすけ）。痩せゆく腕で懸命に脱出を試みるが……。一方、南洋に初交易に出ている玲奈（れいな）は、幼き日に生き別れた父ドン・ミゲルの消息を聞く。遠くマラッカの地で、念願の父娘再会を果たせるのか！？　読み逃すまいぞ、大注目の第十八巻！＜文庫書下ろし＞

時の大老井伊直弼は四面楚歌の政局打開の鍵と考え、座光寺藤之助（ざこうじとうのすけ）を味方につけるべくひそかに上海に手下を送る。藤之助は江南の水郷を旅していた。案内役の劉源（りゅうげん）は、仇敵黒蛇頭（くろじゃとう）から逃れてきた男だった。そして玲奈（れいな）は遠きバタビアで父の面影を追う。新・幕末小説は舞台を広げ新たなステージへ！＜文庫書下ろし＞

確かに絶体絶命。だが、失うものはない。 はじめよう、ここから。 交易の願いを込めて就航した帆船レイナ一世号は南へ。座光寺藤之助（ざこうじとうのすけ）は井伊直弼に実権が移った江戸に舞い戻る。当主不在の咎（とが）で、お家断絶と当主切腹を迫られた座光寺家。江戸屋敷を引き払った面々を追い、藤之助も中山道、碓氷峠を目指し急追するが？　最大の危機に、藤之助は一族を救えるか！？＜文庫書下ろし＞

必ずやそなたのもとに藤之助、戻って参る。 交易船隊を率い、大海原をゆくサムライ・トウノスケに、江戸城から風雲急を告げる呼び出しが。 佐伯泰英の新・幕末小説　第十五巻！　時代小説書下ろし 幕政の混迷をよそに、大海原を走る快速帆船（クリッパー）レイナ一世号。座光寺藤之助は和人唐人混成の東方交易の商船隊長（コマンダンテ）として、上海に再上陸した。だが歓迎の埠頭で、英国商会の預かり金を洋卑（ようひ）殺人団…