第一線の研究者が語るヴォイニッチ写本の最新研究
ヴォイニッチ写本、それは発見から1世紀余りが経過した今なお解読を拒む、世界一有名な未解読文献である。未知の言語とも暗号とも、時には捏造、デタラメとも言われるこの謎めいた本は好事家たちの関心を集め、書誌学や情報学の専門家のみならず多くの在野研究者が解読に挑んできた。小説や漫画などのポップカルチャーにも多大な影響を及ぼしている。本書はヴォイニッチ写本の研究に取り組む著者達が400年にわたる解読の歴史とともに、データサイエンスを用いた最新の研究を解説し、日本におけるヴォイニッチ写本紹介の先駆者である荒俣宏氏との鼎談を収録した、最高のヴォイニッチ写本入門である。
特別鼎談 荒俣宏×安形麻理×安形輝 収録!
*本書目次より抜粋
はじめに
第1章 謎めいたヴォイニッチ写本
第2章 これまでのヴォイニッチ写本研究
第3章 データサイエンスと古い本
第4章 クラスタリングによる分析:解読の可能性そのものを判定する
第5章 ヴォイニッチ写本研究の意義と広がり
第6章 ヴォイニッチ写本の可能性とこれからの研究
特別鼎談 荒俣宏×安形麻理×安形輝
+ もっとみる