U-12監督を経て2023年11月に開催された「アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」で見事優勝を果たした井端弘和。プロアマ野球界に精通し、新たな時代の日本野球のリーダーと目されている。 そんな井端だが、「アジアプロ野球チャンピオンシップ2023」でのチームマネージメント、采配で評価が急上昇。NPBはもちろんアマチュア野球界もくまなく視察して選び抜いたその「観察力の高さ」と「冷静な見極め」が、モチベーター型の前任者・栗山英樹とは違った職人的な指揮官として高い評価を得た。 井端は選手の起用理由や采配を問われると淀みなく答えるが、それは選手に全幅の信頼を置く裏付けに確固たる信念があるからである。 本著では井端氏に最も近くに寄り添うスポーツライターの西尾典文が、大会を振り返りとその裏付けを探り、2024年11月の「WBSCプレミア12」、2026年の次回WBCへ繋がる日本野球界のロードマップを提示していく。
1975年5月12日生まれ、B型。神奈川県川崎市出身。身長173センチ、75キロ。右投げ右打ち。堀越高から亜細亜大を経て97年ドラフト5位で中日入団。2013年には第3回WBC日本代表に選出。2014年に巨人へ移籍し、15年限りで現役引退。ベストナインは5度、ゴールデングラブ賞は7度、2013年WBCベストナインをそれぞれ受賞。16年から巨人内野守備コーチとなり、18年まで在籍。侍ジャパンでも内野守備走塁コーチを務め、強化本部編成戦略担当を兼務。現役生活18年の通算成績は1896試合出場、打率2割8分1厘、1912安打、56本塁打、510打点、149盗塁。YouTube:「イバTV」登録者18.9万人X:40,926フォロワー
1979年生まれ。愛知県出身。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究し、在学中から専門誌に寄稿を開始。大学院修了後も主にアマチュア野球を中心に年間400試合以上を現場で取材し、各種媒体に記事を寄稿している。2017年からはCS放送スカイAのドラフト中継でも解説を務める。X:29,027フォロワー