おもに「古事記」に著されたエピソードのなかから、よく知られたものを厳選して読みやすく翻案した日本の神話。日本の国土は神から生まれ、神々は天上の天つ国(あまつくに)、この世の葦原中国(あしはらのなかつくに)、死者の世界である黄泉の国(よみのくに)など複数のフィールドで、それぞれ活動していました。難しいことばには注釈をつけ、要所要所に図版や解説などを入れて、わかりやすく編集しています。 <日本文学、小説・物語 小学上級から すべての漢字にふりがなつき>
1949年佐賀県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。『遊民爺さん』(小学館文庫)で開高健賞奨励賞受賞。陰陽師の土御門一族をめぐる連作「土御門クロニクル」で、陰陽師ブームを巻き起こした。おもな作品は、『三島転生』(ポプラ社)、『龍之介怪奇譚』(双葉社)など伝奇・幻想小説のほか、歴史が舞台の『三国志』(全7巻)、『徳川家康―天下太平―』『大決戦! 関ケ原』『徳川四天王』(以上講談社青い鳥文庫)など、児童向けの作品も幅広く手掛けている。
1957年富山県生まれ。雑誌「奇想天外」で挿絵画家としてデビュー。児童書を中心に、SFやファンタジーの分野で幅広く活躍。 おもな作品に『魔女の宅急便その3~その6』(角野栄子/福音館書店)、「ハウルの動く城」シリーズ(ダイアナ・ウィン ジョーンズ、訳=西村醇子・市田泉/徳間書店)、『西遊記 上・中・下』(編訳=渡辺仙州/偕成社)、『美女と野獣 七つの美しいお姫さま物語』(訳=巌谷國士ほか/講談社青い鳥文庫)などがある。
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