25年ぶりの新版、登場! 村上春樹・安西水丸の名コンビによる 猫絵本の傑作、よみがえる。 デザイン、判型を一新した、新しい『ふわふわ』です。 『ふわふわ』をもっと楽しめる「『ふわふわ』のしおり」がついてます。 「この『ふわふわ』で一番考えたのは猫の「ふわふわ感」です。 毎日、「ふわふわって何なんだろう」と考えながら他の仕事をしていました。」――安西水丸
©Harukimurakami Archival Labyrinth , Mizumaru Anzai 2023
1949年、京都市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。在学中にジャズ喫茶「ピーターキャット」を開く。1979年に処女作『風の歌を聴け』で群像新人文学賞を受賞しデビュー。主な長編小説に『羊をめぐる冒険』(野間文芸新人賞)、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』(谷崎潤一郎賞)、『ノルウェイの森』、『国境の南、太陽の西』、『ねじまき鳥クロニクル』(読売文学賞)、『海辺のカフカ』(世界幻想文学大賞、ニューヨーク・タイムズThe10 Best Books of 2005 )、『アフターダーク』、『1Q84』(毎日出版文化賞)、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』、『騎士団長殺し』など。ほかにも短編小説集やエッセイ集、紀行文など多数。スコット・フィッツジェラルド、トルーマン・カポーティ、レイモンド・カーヴァー、J.D.サリンジャーといった海外作家作品を翻訳。フランツ・カフカ賞(2006年)や、エルサレム賞(2009年)、ハンス・クリスチャン・アンデルセン文学賞(2016年)など海外文学賞も多く受賞。
1942年東京生まれ。日本大学芸術学部卒業後、電通、ADAC(ニューヨークのデザインスタジオ)、平凡社でアートディレクターを務める。1981年、フリーとなりイラストレーターに。朝日広告賞、毎日広告賞、キネマ旬報読者賞など受賞。2005年より東京イラストレーターズ・ソサエティの理事長を務める。主な作品として絵本に『ピッキーとポッキー』『がたん ごとん がたん ごとん』など、漫画に『青の時代』『普通の人』など、小説に『アマリリス』『荒れた海辺』など、エッセイに『青インクの東京地図』『ちいさな城下町』など、村上春樹との共著に『村上朝日堂』『象工場のハッピーエンド』など、和田誠との共著に『青豆とうふ』など。2014年3月19日逝去。