酒と怪談を愛する剣客が“この世の不思議”に対峙する。「時代×怪談×ミステリ」で話題をさらった第38回メフィスト賞受賞作。 酔いどれ左門は腕が立つ。 酒より好きなものは怪談ばなし。 甚十郎も腕こそ負けぬが、こちらは怖い話は大の苦手。 10年前、家老が闇討ちされた霧深い城下で「女の幽霊を見た者は死ぬ」という噂が。 ふたたび家老闇討ちに巻き込まれた甚十郎は、城下の寺で女を見てしまう。 (『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』) 『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』『百物語 浪人左門あやかし指南』『無縁塚 浪人左門あやかし指南』『狐憑きの娘 浪人左門あやかし指南』全4冊合本版
©Sousuke Watari
1972年東京生まれ。明治大学卒。本書『掘割で笑う女〈浪人左門あやかし指南〉』で第38回メフィスト賞を受賞し、講談社ノベルスよりデビュー。酒と怪談好きの左門と怖がりの剣術遣い甚十郎が活躍する「浪人左門あやかし指南」はシリーズ化され、他に『百物語』(講談社ノベルス)、『無縁塚』(講談社)がある。
狐憑きの娘
無縁塚
百物語