ぼくの名前は佐々井彩矢。背は低い。6年生だけど、よく3年生とまちがえられる。 背が低いことをのぞけば、たいした特徴のない小学生だ。でも、まわりからは「彩矢は、ものすごく変わってる」と言われる。 その原因は、ぼくが人よりも神経質な性格をしているからだ。自分でもイヤになるんだけど、細かいことが気になって仕方ない--。 そんな主人公の彩矢が、クラスメイトで大ざっぱな性格の大山昇と、常識的でしっかり者の真中杏奈とともに難事件にいどむ、本格ジュブナイル・ミステリー! 全3冊の合本版。 神の目をもつ名探偵、登場! 鬼腕村の殺ミイラ事件 猫又家埋蔵金の謎 の3冊を収録!
©Kaoru Hayamine
はやみねかおる1964年、三重県に生まれる。三重大学教育学部を卒業後、小学校の教師となり、クラスの本ぎらいの子どもたちを夢中にさせる本をさがすうちに、みずから書きはじめる。「怪盗道化師」で第30回講談社児童文学新人賞に入選。〈名探偵夢水清志郎事件ノート〉〈怪盗クイーン〉〈YA! ENTERTAINMENT「都会のトム&ソーヤ」〉〈少年名探偵虹北恭助の冒険〉などのシリーズのほか、『バイバイ スクール』『ぼくと未来屋の夏』『帰天城の謎 TRICK 青春版』(以上、すべて講談社)などの作品がある。
長谷垣なるみ福島県出身。15歳のときに『なかよし』誌に「ディア→ディア」を投稿し、圧倒的な画力とキャラクターの魅力が評価されてデビューを飾る。2014年から連載した「利根川りりかの実験室(ラボラトリー)」が話題に。
猫又家埋蔵金の謎
鬼腕村の殺ミイラ事件
神の目をもつ名探偵、誕生!