アナール学派を代表する著者による「自然経済か、貨幣経済か。二者択一的図式の陥穿」「中世における金の問題」の2論文を収録。詳細な解説が付せられ、格好の中世史への入門となっている。 【目次より】 凡例 西欧中世貨幣制度概観 自然経済か、貨幣経済か。二者択一的図式の陥穿 原注 引用史料 中世における金の問題 原注 文献案内・追加 解説 訳者あとがき 地図
新版 平家物語(一) 全訳注
杉本 圭三郎
海賊の日本史
山内 譲
辺境図書館
皆川 博子
スコトゥスの存在理解
八木 雄二
存在と思惟 中世哲学論集
クラウス・リーゼンフーバー,山本 芳久,村井 則夫,矢玉 俊彦
詞華美術館
塚本 邦雄
フィレンツェ共和国のヒューマニスト イタリア・ルネサンス研究
根占 献一
「神国」日本 記紀から中世、そしてナショナリズムへ
佐藤 弘夫
昔話
吉田 健一
近世私法史 特にドイツにおける発展を顧慮して
F・ヴィーアッカー,鈴木 禄弥
歴史学者という病
本郷 和人
オッカム『大論理学』註解IV 第III部―1 全68章・第III部―2 全41章
オッカム(ウィリアムの),渋谷 克美
1886-1944年。フランスの歴史家。リュシアン・フェーヴルとともに『社会経済史年報』誌を創刊し、アナール派を代表する人物。代表作に『封建社会』『歴史のための弁明』など。
1934~2012年。西洋史学者。九州大学名誉教授。専門は、西洋中世の経済史。東京大学経済学部卒業、同大学院博士課程修了。経済学博士。著書に、『西欧中世経済形成過程の諸問題』『中世農民の世界。甦るプリュム修道院所領明細帳』『比較史の道 ヨーロッパ中世から広い世界へ』『西欧中世形成期の農村と都市』『西欧中世初期農村史の革新。最近のヨーロッパ学界から』などがある。
拷問と処刑の西洋史
ドイツ誕生 神聖ローマ帝国初代皇帝オットー1世
スパルタを夢見た第三帝国
中世イタリアの都市と商人
オスマンvs.ヨーロッパ 〈トルコの脅威〉とは何だったのか
異端審問
《英雄》の世紀 ベートーヴェンと近代の創成者たち
イスラエルの起源 ロシア・ユダヤ人が作った国
ヨーロッパ世界の誕生 マホメットとシャルルマーニュ
ロシア正教の千年
アガンベン 《ホモ・サケル》の思想
西洋中世の愛と人格
地中海の十字路=シチリアの歴史
ジャンヌ・ダルク 超異端の聖女
オカルティズム
記憶術全史
中世都市
テンプル騎士団
魔女狩り 西欧の三つの近代化