メフィスト賞作家・望月拓海が描く「放送作家」お仕事小説第2弾! 人前で喋れず会話はスケッチブック。奇妙なパンダ帽。見た目は儚い少女のよう。乙木花史は変人だが《テレビ番組の天才》だ。 情熱だけは誰にも負けない元ヤンであるおれ・大城了は花史とコンビで放送作家になった。仕事が増えてきた二人の元に有名番組の企画が舞い込むが、責任者からヤラセを持ち掛けられ……。 心と体を蝕む不条理な業界(セカイ)に立ち向かう青春お仕事エンタメ第2弾!
神奈川県横浜市生まれ。日本脚本家連盟会員。放送作家として活動後、2017年『毎年、記憶を失う彼女の救いかた』で第54回メフィスト賞を受賞しデビュー。男女問わず共感を呼ぶ丁寧な心情描写を武器に、サプライズ溢れる物語を綴る。2021年には放送業界を舞台にした青春小説『これでは数字を取れません』を刊行。また、同じ世界線で活躍する整形アイドルと座付き作家を描いた漫画『ザツキ』の原作も担当。
これでは数字が取れません