*本作品は、「小説現代」2021年8月号に掲載された「こわいはなし特集 百物語、あといくつ?」を電子書籍化したものです。
*『池袋裏百物語 明烏准教授の都市伝説ゼミ』(著:紅玉いづき)は「小説現代」2021年9月号(書籍版/電子書籍版)に掲載されています。
【2021年9月、朗読舞台化決定!】
百物語とは起源を室町時代まで辿れる、日本伝統の怪談披露のかたちである。
深夜あつまり、蝋燭を手にひとりひとり順番にこわい話をする。
しかし、百話目を話し終えたあとは、とんでもなく恐ろしいことが起こるという。
ある夜、東京に台風が急接近し首都機能は停止してしまった。なんの因果か、稽古中とあるスタジオに取り残された舞台俳優やスタッフたちが、火を付けた蝋燭を床に並べ「百物語」をはじめる。
夜は更け、とてつもないことが起こるという百話まで、残すはあと十数話となった……。
八十八話 岩井志麻子 降魔の夜
八十九話 織守きょうや 階談
九十話 山白朝子 背景の人々
九十一話 平山夢明 大東京出稼息子芝居地獄
九十二話 黒史郎 サルガタナスの火劇
九十三話 小嶋陽太郎 耳
九十四話 秋吉理香子 クリスタ
九十五話 友麻碧 疲れた時に行く村
九十六話 内藤 了 母屋が祟る
九十七話 秋竹サラダ ハナツミサマのおまじない
九十八話 福澤徹三 いきすだま
九十九話 紅玉いづき ゴーストクラップ
そして百話に一体何が起こるのか…………
©shosetsugendai
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