〈芸道〉の生成 世阿弥と利休

講談社選書メチエ
ゲイドウノセイセイゼアミトリキュウ
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〈芸道〉の生成 世阿弥と利休
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内容紹介

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目次

  • 第一章 なぜ「世阿弥と利休」か
  •  一 六百余年の忘却に埋もれていた世阿弥
  •  二 「世阿弥と利休」という視座
  •  三 世阿弥と足利義満・義教
  •  四 利休と織田信長
  •  五 利休と豊臣秀吉
  •  六 「芸道」および「茶道」の概念史
  •  七 東西の芸術観の比較
  •  八 戦陣の中の遊楽
  • 第二章 世阿弥と義教
  •  一 足利義教――天魔と歌人が同居する将軍
  •  二 『風姿花伝』の「花」
  •  三 『風姿花伝』から『花鏡』へ――「秘すれば花」
  •  四 「離見の見」――演者の目と観衆の目
  •  五 「批判之事」――「貴人」の批評眼の意味
  •  六 「金島書」――「こがねの島」佐渡へ/から
  • 第三章 利休と秀吉
  •  一 『南方録』研究史の概観――茶湯ニハ、昔ヨリ書物ナシ
  •  二 下克上の時代の茶の湯
  •  三 織田信長――夢幻の如く也
  •  四 秀吉と利休――美をめぐる対峙と共生
  •  五 『南方録』の美学
  •  六 「利休死後」の利休
  • 結語 「遊」、そして現代
  • あとがき 西田幾多郎の手紙(新史料)にちなんで

製品情報

製品名 〈芸道〉の生成 世阿弥と利休
著者名 著:大橋 良介
発売日 2021年11月11日
価格 定価:1,925円(本体1,750円)
ISBN 978-4-06-525898-9
通巻番号 756
判型 四六
ページ数 282ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:大橋 良介(オオハシ リョウスケ)

1944年京都市生まれ。京都大学文学部卒業。ミュンヘン大学哲学部博士号学位取得。ヴュルツブルク大学哲学教授資格取得。滋賀医科大学助教授、京都工芸繊維大学・大阪大学大学院・龍谷大学の教授を歴任。定年後、ケルン大学・ウイーン大学・ヒルデスハイム大学・テュービンゲン大学の客員教授を歴任。2014年5月より日独文化研究所所長。著書に『ヘーゲル論理学と時間性 「場所」の現象学へ』(創文社、1983年)、『「切れ」の構造』(中央公論社、1986年)、『西田哲学の世界 あるいは哲学の転回』(筑摩書房、1995年)、『感性の精神現象学 ヘーゲルと悲の現象論』(創文社、2009年)『西田幾多郎 本当の日本はこれからと存じます』(ミネルヴァ書房、2013年)、『共生のパトス コンパシオーン(悲)の現象学』(こぶし書房、2018年)などがある。

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