台所のおと 新装版

講談社文庫
ダイドコロノオトシンソウバン
  • 電子あり
台所のおと 新装版
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内容紹介

台所からきこえてくる音に病床から耳を澄ますうち、料理人の佐吉は妻のたてる音が変わったことに気付く。日々の暮らしを充たす音を介して通じ合う夫婦の様を描く「台所のおと」のほか、「濃紺」「草履」「雪もち」「食欲」「祝辞」「呼ばれる」「おきみやげ」「ひとり暮し」「あとでの話」を収録。鋭く繊細な感性が紡ぐ名作集。

なにげない日々の暮しに
耳を澄ませ、目を配り、
心を傾ける。
透徹した感性が紡ぐ珠玉の短編集。

女はそれぞれ
音をもっている

とかくあやふやに流しがちな薄曇りの感情に
端然とした言葉をあてがい、作中人物に息を吹き込む。
幸田文による人間観察の手つきについて考えていると、
江戸川乱歩とのある対話が脳裏に浮かんできた。
――平松洋子(解説より)

新装版に寄せて、青木奈緒によるエッセイも収録

製品情報

製品名 台所のおと 新装版
著者名 著:幸田 文
発売日 2021年08月12日
価格 定価:737円(本体670円)
ISBN 978-4-06-523957-5
判型 A6
ページ数 304ページ
シリーズ 講談社文庫
初出 「台所のおと」…「新潮」1962年6月号、「濃紺」…「うえの」1970年10月号、「草履」…「週刊朝日別冊」1958年11月1日号、「雪もち」…「群像」1958年1月号、「食欲」…「新潮」1956年11月号、「祝辞」…「婦人之友」1963年1月号、「呼ばれる」…「文藝」1966年1月号、「おきみやげ」…「婦人之友」1969年12月号、「ひとり暮し」…「新潮」1962年4月号、「あとでの話」…「新潮」1963年4月号。本書は、1992年9月小社より単行本として刊行され、1995年8月に講談社文庫に収録されたものの新装版です。

著者紹介

著:幸田 文(コウダ アヤ)

1904年東京向島生まれ。文豪幸田露伴の次女。女子学院卒。’28年結婚。10年間の結婚生活の後、娘玉を連れて離婚、幸田家に戻る。’47年父との思い出の記「雑記」「終焉」「葬送の記」を執筆。’56年『黒い裾』で読売文学賞、’57年『流れる』で日本藝術院賞、新潮社文学賞を受賞。他の作品に『おとうと』『闘』(女流文学賞)、没後刊行された『崩れ』『木』『台所のおと』(本書)『きもの』『季節のかたみ』等多数。1990年、86歳で逝去。

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