機械式時計大全

講談社選書メチエ
キカイシキドケイタイゼン
  • 電子あり
機械式時計大全
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

内容紹介

+ もっとみる

目次

序章・そもそも機械式時計とは
1)機械式とクオーツ式 2)そもそも「機械式」とは何か

第一章 機械式時計の基本構造

第二章 複雑機構
序)複雑機構とは何か
1)クロノグラフ 2)永久カレンダー 3)天文表示 4)オートマタ 5)「鳴り物」(アラーム・ソヌリ・リピーター)

第三章 間違いだらけな時計の歴史
11~13C・機械式の起源:「機械式時計は中国で発明された」=×
14C・複雑機構の起源:時計の機構はより複雑な方が高度である=×
16C・携帯時計の起源:「携帯時計はペーター・ヘンラインが1505年に発明した」=×
16C・時計と宗教改革:「スイスで時計産業が発達したのは水と空気がきれいな山国だから」=×
16~19C・和時計の誕生と進化:「機械式時計の1時間は夏でも冬でも変わらない」=×
17C・振子とヒゲゼンマイの誕生:「振子時計はガリレオが発明した」=×
18C・経度の発見:「クロノメーターは時計の精度の公式認定規格」=△
18C・マリー・アントワネットと3人の時計師:「ボーマルシェは劇作家である」=△
18~19C・時計産業の機械化:「高級時計は伝統的な手仕事で作られる」=△
19~20C・腕時計の誕生:「腕時計はA=L・ブレゲが発明した」=×
20C・クオーツ危機:「日本のクオーツ式がスイスの機械式を駆逐した」=×
20C・スイス時計産業の復興:「スウォッチグループはN(ニコラス)=G(ジョルジュ)・ハイエック氏が創業した」=△
21C・スイス時計20××年問題:「機械式腕時計のムーヴメントは大半がETA社製」=○→×

第四章 機械式時計の現状と主なブランド

第五章:機械式腕時計の選び方と買い方
1)何を選ぶ? 2)どこで買う? 3)どこを見る?

コラム1:「エアリーの定理」って、どんな定理?
コラム2:スイスの時計業界用語
コラム3:「時計界のピカソ」G・ジェンタ 
コラム4:腕時計のドレスコード

製品情報

製品名 機械式時計大全
著者名 著:山田 五郎
発売日 2021年08月12日
価格 定価:2,860円(本体2,600円)
ISBN 978-4-06-523368-9
通巻番号 750
判型 四六
ページ数 400ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:山田 五郎(ヤマダ ゴロウ)

やまだ・ごろう 1958年、東京都生まれ。評論家。AHS(イギリス古時計協会)、GPHG(ジュネーヴ時計グランプリ)アカデミー会員。東京国立博物館評議員。上智大学文学部在学中にオーストリア・ザルツブルク大学にて、西洋美術史を学ぶ。現在は西洋美術、街づくり、時計、ファッションなど幅広い分野で講演、執筆活動を続けている。
主な著書に『知識ゼロからの西洋絵画史入門』『知識ゼロからの近代絵画入門』(ともに幻冬舎)、『へんな西洋絵画』(講談社)、『闇の西洋絵画史』(創元社)、共著に『ヘンタイ美術館』(ダイヤモンド社)など多数。2021年、YouTubeチャンネル『山田五郎 オトナの教養講座』を開設。

オンライン書店で見る