新しい電気回路<上>

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新しい電気回路<上>
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内容紹介

◆ディジタル技術全盛時代における「電気回路」のあり方や、教授内容の国際化を踏まえた、これまでにない構成のテキスト◆

・微分方程式とラプラス変換をいち早く導入し、電気回路の基本を学ぶ、これまでにない構成のテキスト。二分冊。
・複素数と位相が用いられる物理的な意味をていねいに解説し、読者を本質的な理解へと導く。
・カラーで見やすく演習問題も充実!

【本書「まえがき」より抜粋】

本書は,ディジタル技術全盛時代における「電気回路」のあり方や,教授内容の国際化を踏まえて執筆した教科書である。

「電気回路」は「電磁気学」とともに大学における電気電子系の基幹科目である。長い伝統があり定評のある教科書も少なくない。しかしながら,従来の「電気回路」の講義で重点的に取り扱うアナログ信号伝送・回路網は,現在ではほとんど使用されなくなっており,その重要性は大きく低下している。一方,スイッチング電源のようにインダクタを用いたエネルギー変換技術は現代の電源の主流になっているが,「電気回路」の講義内でほとんど取り扱っていない。伝送線路を用いる超高速ディジタル信号伝送や5G/6Gで話題になっている無線通信は今後とも発展する技術であり,その基礎に電気回路がある。したがって,時代の変化を意識して,本書で記述する内容を決め,上下巻の二分冊とし全19章の構成とした。

本書では,従来のように交流理論を先に取り扱い,過渡応答を後で取り扱う記述ではなく,回路素子の基本応答,ラプラス変換,過渡応答,交流理論の順序で記述している。交流理論はあくまで定常状態の応答であり,特殊な条件で成り立つものである。電気特性は電圧・電流の時間微分・時間積分が基本である。迷ったらこの基本に立ち返って考えてほしい。

このような内容は,国内のこれまでの電気回路の教科書からは逸脱しているとみられるかもしれないが,海外では本書のような順序で記述されている教科書が多いため,国際的にはまったく問題はないと考えている。

【主な内容】
第1章 電気回路とは
第2章 直流回路と,電気回路の基本的な法則
第3章 容量とインダクタの電気的性質
第4章 回路素子の基本応答 
第5章 微分方程式とラプラス変換 
第6章 電気回路の時間応答 
第7章 交流回路 
第8章 共振回路  
第9章 変成器 
第10章 デシベルとボード図 

※新しい電気回路<下>は、2021年8月刊行予定です。

目次

第1章 電気回路とは
1.1 集中定数回路
1.2 時間応答
1.3 周波数応答
1.4 分布定数回路
1.5 電子回路
1.6 演算増幅器
1.7 電力変換回路
1.8 電荷,電流,電圧

第2章 直流回路と,電気回路の基本的な法則
2.1 抵抗とオームの法則
2.2 抵抗の直列接続および並列接続
2.3 電圧源と電流源
2.4 電力
2.5 被制御電源(従属電源)
2.6 キルヒホッフの法則
2.7 重ね合わせの理
2.8 テブナンの定理
2.9 ノートンの定理
2.10 補償定理
2.11 ブリッジ回路

第3章 容量とインダクタの電気的性質
3.1 容量
3.2 インダクタ

第4章 回路素子の基本応答
4.1 容量と抵抗の回路の時間応答
4.2 インダクタと抵抗の回路の時間応答
4.3 容量とインダクタの回路の時間応答
4.4 容量とインダクタと抵抗の回路の時間応答

第5章 微分方程式とラプラス変換
5.1 微分方程式
5.2 ラプラス変換
5.3 ラプラス逆変換
5.4 微分方程式への応用

第6章 電気回路の時間応答 
6.1 システム関数とインパルス応答
6.2 システムの安定性
6.3 各回路素子のs領域表記
6.4 s領域での電気回路の解き方
6.5 1次の回路系の自然応答とステップ応答
6.6 2次の回路系の自然応答とステップ応答
6.7 特殊な波形に対する応答

第7章 交流回路 
7.1 正弦波信号源
7.2 電気回路の正弦波への応答
7.3 複素数表示とフェーザ表示
7.4 s領域表記と周波数特性
7.5 回路素子の電圧と電流間の位相
7.6 リアクタンスとサセプタンス
7.7 イミタンスとベクトル図
7.8 交流の電力

第8章 共振回路  
8.1 無損失共振回路とリアクタンス特性
8.2 損失を持つ共振回路
8.3 共振特性

第9章 変成器
9.1 変成器
9.2 変成器の等価回路
9.3 負荷を接続した変成器と入力インピーダンス
9.4 理想変成器

第10章 デシベルとボード図
10.1 デシベル
10.2 ボード図と骨格ボード図

製品情報

製品名 新しい電気回路<上>
著者名 著:松澤 昭
発売日 2021年05月13日
価格 定価:3,080円(本体2,800円)
ISBN 978-4-06-523270-5
判型 A5
ページ数 272ページ

著者紹介

著:松澤 昭(マツザワ アキラ)

松澤 昭 博士(工学)
2018年 東京工業大学名誉教授
現 在 株式会社テックイデア 代表取締役社長
著 書 『はじめてのアナログ電子回路 基本回路編』『はじめてのアナログ電子回路 実用回路編』(ともに講談社)

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