王道かつ骨太の心躍る冒険譚、再び!!
正暦1873年の初夏、私は傭兵と小説家と旅をした。
国民的人気を博す小説家・バーダロンと時代遅れの傭兵・ソードは、大陸横断鉄道に乗車して西海岸へ向けて旅に出た。列車内でユナリア合衆教皇国一の大富豪であるジョナサンと発明家のニコラスと出会い、話に花を咲かせる最中、一同のもとに一人の少女が現れる。
「ーー私を、ロアの『人形図書館』まで、送り届けてください」
何者かから狙われている少女・イヴの護衛依頼を引き受けることにしたバーダたちは、時間を共にするにつれイヴとの絆を深めていく。しかし少女の内包する『秘密』は、安穏な旅路を波乱の冒険へと変えていく……
これは鉄の剣とタイプライター、そして金輪の物語。
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