「なにしてるの?」「まってるの」「いっしょにまってていい?」「いいよ」たろうがなにかをまっていると、どんどん仲間がふえてきます。でも、いったいたろうは、なにをまっているのでしょう……? おだやかな「待ち時間」をゆるやかに体験していると、ここちよい風がふいてくる、そんな空気感をもつ絵本。また、読みきかせに挑戦してみたいお父さんに、おすすめの一冊です。
絵本・童話作家。『ふってきました』(絵・石井聖岳 講談社)で第39回講談社出版文化賞、第13回日本絵本賞受賞。おもな絵本に「狂言えほん」シリーズ(講談社)、「すっぽんぽんのすけ」シリーズ(絵・荒井良二 鈴木出版)、『ないしょのオリンピック』(絵・やまぐちかおり ほるぷ出版)、「セブン」シリーズ(絵・ふくだいわお 世界文化社)、翻訳絵本に『あかちゃん社長がやってきた』(講談社)などがある。エッセイ集『レモンパイはメレンゲの彼方へ』(集英社)も手がける。
1976年静岡県生まれ。名古屋造形芸術短期大学卒業。『ふってきました』(文・もとしたいづみ 講談社)で第39回講談社出版文化賞、第13回日本絵本賞受賞。おもな絵本に『つれたつれた』(文・内田麟太郎 解放出版社)、『おこだでませんように』(文・くすのきしげのり 小学館)、『ツェねずみ』(文・宮沢賢治 三起商行)、『ぷかぷか』『森のイスくん』(ともにゴブリン書房)、『とらのこさんきょうだい かえうたかえうたこいのぼり』(講談社)、『どうぶつ四字熟語えほん』(のら書店)などがある。