目に見えない戦争 デジタル化に脅かされる世界の安全と安定

講談社選書メチエ
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目に見えない戦争 デジタル化に脅かされる世界の安全と安定
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内容紹介

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目次

[はじめに]平穏のさなかで

[1]兵器としてのコード
セキュリティホール/権力へと続く二つの道/平和という義務/国家と権力/世界秩序の非対称性/手を下さないために―─代替物を求めて/環境知能という戦場/ハイブリッドな戦争ゲーム/標的になった大統領選挙予備選/証拠不十分につき/データ泥棒/ライフラインの危機/ハイブリッド攻撃の照準

[2]情報戦
変わってしまったいっさいと「新しい普通」/民主主義の顔をした資本主義/不信感の種は社会変動に実る/嘘から出た成功/物語性の政界進出/メディア露出の値段/ネット検閲/煽情と反射のゲーム/ツイッター戦士/やわらかい隔離部屋/意見の塊/不安の波/大衆を信頼する大衆/真実とおとぎ話の狭間で/啓蒙の終焉/挑発と過激主義/それから?――メディア操作以降

[3]人工知能軍拡競争
兵隊のいない戦争/ドローン攻撃/認識する機械/キラーロボットを阻止せよ/自動と自律/国際人道法との調和において/極秘電子戦/電磁スペクトルというアキレス腱/電子対抗手段/人工知能とネットワークセキュリティ

[4]ハックバック
不完全な国際法という抜け道/戦争のための法─暴力の禁止について/サイバー攻撃と物理的効果/犯人捜し

[5]主導権をめぐる戦い
アメリカと利益の論理/中国、もう一つのシステム─―レントの論理/プーチンと偉大なロシアの再建―─Make Russia great again/中国の夢/戦場におけるシンギュラリティ

[6]「条件つき防衛態勢」
前線にて/あてのない旅路/確固たる民主主義政治への勇気/覇権の条件/ヨーロッパの平和と安全を守るテクノロジー/魅力の理由、革新性

[おわりに]求めるものと現実が合致する時

製品情報

製品名 目に見えない戦争 デジタル化に脅かされる世界の安全と安定
著者名 著:イヴォンヌ・ホフシュテッター 訳:渡辺 玲
発売日 2022年07月14日
価格 定価:2,200円(本体2,000円)
ISBN 978-4-06-528923-5
通巻番号 768
判型 四六
ページ数 344ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:イヴォンヌ・ホフシュテッター(イヴォンヌ・ホフシュテッター)

1966年、フランクフルト・アム・マイン生まれ。ヴュルツブルク大学およびチューリヒ大学で法律を学んだあと、EXE Technologies(アメリカ)のプロダクトマネージャー、FinTechsVermont Harding Finance Technologies(アイルランド)の支社長などを歴任。現在は21 strategies(ドイツ)のCEOを務める傍ら、ビッグデータの専門家としてテレビや新聞などのメディアで積極的に発言を続けている。2018年、テオドール・ホイス賞受賞。

訳:渡辺 玲(ワタナベ レイ)

成城大学文芸学部卒業後、ベルリン自由大学哲学人文学部に学び、マギスター取得。ドイツ公的機関や科学研究所の勤務を経て、現在、フリーランスとして字幕等の翻訳に携わる。

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