「ここは夜叉神川の上流。 両側に高い崖が迫る谷、聞こえるのは川の音と、山で鳴く鳥の声だけだ。」ーー『川釣り』より。 「昔、亡くなったおばあちゃんが教えてくれた。魂という漢字に鬼の字が入るのは、もともと人の心に鬼が棲んでいるからだと。」ーー『鬼が守 神社』より 全ての人間の心の中にある恐ろしい夜叉と優しい神、その恐怖と祝福とを描く短編集。 「川釣り」「青い金魚鉢」「鬼が守神社」「スノードロップ」「果ての浜」 夜叉神川の上流から下流へ、そして海へと続く全五話を収録。 野間児童文芸賞受賞後初作品
宝島(下)
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安東みきえ1953年、山梨県生まれ。、『天のシーソー』で第11回椋鳩十児童文学賞、「ふゆのひだまり」で第11回小さな童話大賞(毎日新聞社主催)大賞を、「いただきます」で同選者賞今江祥智賞を『満月の娘たち』で野間児童文芸賞を受賞。その他、「夕暮れのマグノリア」「頭のうちどころが悪かった熊の話」など著書多数。