東南アジアでの巨大リゾート開発推進のため日本のスーパーゼネコンから現地役員として「島」に乗り込んでいた青木は、資金として投入された莫大な裏金の一部を着服して会社を離れ、計画が頓挫した後も島で隠遁生活を送っていた。現地で飼い殺しにされている元同僚の西村から、カジノを中心とする新たな開発計画の存在を聞いた青木は、その利権に食い込むため動き出す。
一方で青木は、島の男の二番目の妻になっていた日本人の女ミチコを「飼って」いた……。
金、酒、官能、暴力、逆転に次ぐ逆転……すべてが“過剰”な物語。
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