内容紹介
私たちは、家族になれるのだろうか。
故郷に帰った私を待っていたのは、母の駆け落ち相手の息子だった。
『後宮の烏』の著者が創る家族再生の献立(レシピ)。
母がわたしと家を捨て駆け落ちしたのは、小学校の卒業式の日だった。旧家の九重家で厳しい祖母に育てられたわたしは、大学入学を機に県外へ出た。とある事情で故郷に戻ると、家にはあの頃と変わらぬ頑迷な祖母と、突如居候として住み着いた母の駆け落ち相手の息子が。捨てられた三人の奇妙な家族生活が始まる。
伝統に基づく料理とともに紡がれる、優しくも切ない家族の物語。
製品情報
製品名 | 九重家献立暦 |
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著者名 | 著:白川 紺子 |
発売日 | 2020年10月15日 |
価格 | 定価 : 本体660円(税別) |
ISBN | 978-4-06-521233-2 |
判型 | A6 |
ページ数 | 240ページ |
シリーズ | 講談社タイガ |