核酸科学ハンドブック

カクサンカガクハンドブック
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核酸科学ハンドブック
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内容紹介

「この1冊だけ持っていれば、核酸科学分野について基礎から最先端の研究まで十分」という核酸科学に関する定番書が本書である。研究者にとって必要な情報を網羅したまさにハンドブックである。

本書は2部構成である。「第I部 核酸科学の基盤概念・理論・手法」では核酸科学における基礎をそれぞれの第一人者が教科書的に解説している。物理化学、有機化学、分析化学といった基礎から、イメージング・医科学・農工学・生物学といった応用まで幅広く扱っている。
「第II部 核酸科学の最前線」では、マイクロRNAや遺伝子チップ、リボスイッチをはじめとした合計44のトピックについて、1テーマ4-5頁で簡潔にまとめている。

核酸科学分野の研究者はもちろん、他の分野でも核酸を利用する研究者や生命科学系の研究者は必ず手元に置いておくべき1冊である。

目次

第I部 核酸科学の基盤概念・理論・手法
第1章 物理化学
1.1 熱力学 1.2 熱量 1.3 NMR 1.4 結晶解析 1.5 反応速度
第2章 有機化学
2.1 核酸の化学合成 2.2 糖部修飾核酸 2.3 機能性核酸
第3章 分析・無機化学
3.1 LC,LC/MS/MSを用いた核酸類の分離・分析 3.2 電気化学分析 3.3 DNA/RNAチップ 3.4 核酸無機材料 3.5 核酸金属錯体
第4章 核酸結合物質化学
4.1 核酸制御分子 4.2 核酸認識分子 4.3 核酸結合性ペプチド・タンパク質
第5章 イメージング
5.1 蛍光プローブ 5.2 MRIプローブ 5.3 核酸イメージング
第6章 バイオ・マクロ・ナノマテリアル
6.1 DNA機能の拡張 6.2 ナノ・マクロマテリアルの構築 6.3 DNAオリガミを利用した1分子可視化と計測 6.4 試験管内分子進化法によるバイオマテリアル創成
第7章 高分子
7.1 人工核酸高分子の合成 7.2 核酸-高分子複合体 7.3 細胞環境応答性高分子 7.4 核酸と高分子の相互作用
第8章 薬科学
8.1 ヌクレオシドリン酸プロドラッグ創製の概念と戦略 8.2 核酸医薬の基礎 8.3 RNA創薬
第9章 医科学
9.1 細胞システム制御 9.2 ヘテロ核酸創薬 9.3 核酸医薬の実用
第10章 農工学
10.1 酒と核酸 10.2 味と核酸 10.3 化粧品と核酸
第11章 生物学
11.1 RNAサイレンシング 11.2 長鎖ノンコーディングRNA 11.3 小分子RNA 11.4 DNAメチル化とがん 11.5 染色体高次構造

第II部 核酸科学の最前線
1 核酸二重鎖結合分子 2 核酸の二重鎖構造の安定化技術とその利用 3 グアニン四重鎖構造 4 核酸四重鎖結合分子 5 DNAとメタル 6 環状核酸 7 非ワトソン-クリック塩基対結合分子 8 遺伝情報の拡張 9 分子クラウディング 10 相分離と核酸 11 圧力と核酸 12 イオン液体 13 機能性RNA 14 リボザイム 15 リボスイッチ 16 DNA損傷・修復 17 DNA内電子移動 18 光クロスリンク 19 ピレン核酸 20 光線力学療法の基礎 21 光ケージング 22 核酸プローブ 23 核酸鎖関連バイオマーカーの簡易検出法 24 遺伝子診断プローブ 25 遺伝子チップ 26 核酸科学におけるAFMの応用 27 核酸電気化学 28 DNA修飾金ナノ粒子を用いた遺伝子診断法 29 iPS細胞 30 マイクロRNA 31 アプタマー 32 アンチジーン 33 アンチセンス核酸のメカニズム 34 アンチセンス核酸の合成 35 細胞導入技術 36 DDSと核酸 37 RNAデリバリー 38 多糖による核酸医薬デリバリー 39 遺伝子治療の実用 40 核酸と多糖との相互作用 41 核酸-ペプチドコンジュゲート 42 高分子による核酸の機能修飾 43 新規核酸合成法 44 膜受容体結合核酸

製品情報

製品名 核酸科学ハンドブック
著者名 監:日本核酸化学会 編:杉本 直己
発売日 2020年12月24日
価格 定価 : 本体8,500円(税別)
ISBN 978-4-06-520786-4
判型 A5
ページ数 576ページ

著者紹介

監:日本核酸化学会(ニホンカクサンカガクカイ)

2017年に誕生した世界初の化学を基盤にした核酸に関する学会。略称はThe Japan Society of Nucleic Acids Chemistryの頭文字を取ったJSNAC。ホームページのURLはhttp://www3.tagen.tohoku.ac.jp/~JSNAC/

編:杉本 直己(スギモト ナオキ)

甲南大学 先端生命工学研究所 教授/所長。著書に『生体分子化学―基礎から応用まで』(編著・講談社・2017年)、『生命化学』(丸善出版・2007年)、『遺伝子化学』(化学同人・2002年)など。

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